ニッセイ基礎研究所 ~福祉ムーバー座談会~

これからはデイサービスの車両ものんびりと走っているだけではダメな時代かも知れません。

一つの事業所で最適配車が出来ていても、例えば複数のデイサービスの集合体や地域単位でみれば、実は車両数を大幅に減車できる可能性があるし、しかも運行ルートも効率的になってかなりのコストカットになり環境にも優しい、同様に送迎の無いお昼間や非通所日は車庫で眠ったままの遊休資産に。

業界関係者が普段漠然と感じているこの課題に北嶋さんは挑戦していました。

本座談会のテーマである「福祉ムーバー」誕生のきっかけとなる群馬県の株式会社エムダブルエス日高さんは、実は以前から私たち介護業界では言わずと知れた事業所さんで全国的にも有名なデイサービスです。その代表をされていた北嶋史誉さん(現在は一般社団法人ソーシャルアクション機構代表理事)が「福祉ムーバー」を手掛けられています。エムダブルス日高は超が付くほど大規模なデイサービスを群馬県内で12か所運営されていて保有するデイサービス車両は何と200台!「福祉ムーバー」はこのデイサービス車両をさらに地域の高齢者が便利になるよう移動支援を目的に開発されたデマンド型のシステムです。

坊さん、北嶋さん、青木さんこの度はお世話になりました。

・座談会記事『デイサービス車両は高齢者の移動を支える「第三の交通網」を形成できるか』

https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=70989?site=nli